看護師に必要なスキルとして、最もたるものと言えるのがコミュニケーション能力です。特に看護師は患者さんと話す機会が多いので、高いコミュニケーション能力が求められます。
しかし実際のところ、コミュニケーションが苦手という看護師は少なくありません。コミュニケーションの苦手意識を克服するためには、とにかく色んな患者さんと対話をして、経験を積むしかありません。
患者さんは千差万別なので、それぞれ個別に対応する必要があります。その対応力はコミュニケーションを取り続けることで培うしかありません。話すのが苦手な場合は、ちょっとした挨拶や声掛けのパターンを決めておくのも良い手です。声掛けは、患者さんの体調を確認するという観点でも重要なことなので、頑張って積極的に行うことが大事です。もし、どう頑張っても上手くいかないのなら、コミュニケーションが上手い人に相談したり、その人を注意深く観察したりすることで、改善点を探しましょう。
コミュニケーションの問題の中でよくあるのが、説明力が足りないことです。というのも、看護師は医師が話した内容を噛み砕いて通訳するケースが多くあります。また、患者さんにとっても、一番声を掛けやすいのが看護師であるため、病気の説明や指導をする機会が多々あります。そのため、難しい医学の言葉を要約して簡単に伝えるスキルが必要になるのです。
医療の話を患者さんに噛み砕いて説明する際は、例えを使うと伝わりやすくなります。事前によくある質問をピックアップして例えの準備をしておけば、簡単に説明ができるようになります。