夜勤の時間帯や手当て

入院施設のある病院やクリニック、救急病院、産婦人科病院などでは夜勤の業務は必要不可欠です。

夜勤には準夜勤と深夜勤の2つの勤務形態があります。2交代制をとっている病院はこの2つの勤務体制を合わせて夜勤という場合が多く、この場合の2交代制というのは日勤と夜勤の2つの時間制のことを言います。

病院によっては時間帯が異なりますが、準夜勤の勤務時間帯は通常だいたい、夕方の4時半から深夜の0時まであたりとなります。その後は深夜勤の人の勤務時間帯になり、夜中の0時から翌朝の8時半ごろまでの勤務となります。

夜勤は日勤に比べると人員も少なく、準深夜の場合を除き仮眠を取ることも無い場合が多く、しかも長時間労働で過酷です。その分夜勤には手当てが付きます。

病院によって違いがありますが、平均的な金額を出すと夜勤一回当たり約3500円、深夜勤の場合は一回当たり約4600円程の手当額が支給されます。中には1万円前後というところもあり、高収入を望む看護師には魅力の一つかも知れません。

看護師にとって深夜勤は最もきつい時間帯と言われています。手当てが少々高くても深夜勤務を嫌って退職する看護師もいます。しかし、夜勤の業務はとくに新人看護師にとっては学ぶことが多く、様々な研修の場ともなりますので看護師業を極めるためにも継続することが望まれます。

夜勤勤務については厚生労働省は1ヶ月に8回までにすべきと通達していますが、看護師の人員不足でこれを守っているところは少ないようです。